講演日 2016/05/31 (火)

山岸 俊男
やまぎし としお

一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授


講師略歴
1948年 名古屋生まれ
1970年 一橋大学社会学部卒業
1972年 一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了
1981年 一橋大学大学院社会学研究科退学
1982年 University of Washington学位(Ph.D. in Sociology)取得

1975年9月~1981年4月  University of Washington社会学部助手
1981年5月~1981年9月  同学部研究員
1981年10月~1985年3月  北海道大学文学部助教授
1985年4月~1988年3月  University of Washington社会学部助教授
1988年4月~1992年12月  北海道大学文学部助教授
1993年1月~2000年3月  北海道大学文学部教授
2000年4月~2011年3月  北海道大学大学院文学研究科教授
2011年4月~2012年3月  北海道大学大学院文学研究科特任教授
2012年4月~2013年3月  玉川大学脳科学研究所教授
2013年4月~2014年3月  東京大学進化認知科学研究センター特任教授
2014年4月~現在      一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授

講演内容
「安心社会から信頼社会へ」

私たちは常識として、文化が違うと考え方や行動が違うのは当然だと思っています。こうした常識の例として、講演では、まわりと協調しながら生きている集団主義的な文化で暮らす人たちの方が、自分の利益だけを優先する個人主義的な文化で暮らす人たちよりも、知らない人を信頼する傾向が強いはずだという“常識”をとりあげ、なぜこの常識が間違っているのかを考えることで、心の文化差の底にある社会のしくみの違いについて考えてみたいと思います。

主要著書
社会的ジレンマのしくみ―「自分1人ぐらいの心理」の招くもの』サイエンス社、1990年
信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム』東京大学出版会、1998年
安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方』中央公論新社(中公新書)、1999年
社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで』PHP研究所(PHP新書)、2000年
社会心理学キーワード』有斐閣(有斐閣双書)、2001年
心でっかちな日本人―集団主義文化という幻想』日本経済新聞出版社、2002年(2010年・ちくま文庫)
日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点』集英社、2008年
Trust: The Evolutionary Game of Mind and Society, English Edition. Springer. 2011年
「しがらみ」を科学する:高校生からの社会心理学入門』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2011年

推薦図書
「日本人」という、うそ: 武士道精神は日本を復活させるか』山岸俊男著、筑摩書房 (ちくま文庫)、2015年