講演日 2018/05/17 (木)

岡田 誠
おかだ まこと

茨城大学理学部理学科 教授


講師略歴
1965年生まれ。
1987年静岡大学理学部卒業。
1992年束京大学理学系研究科地質学博士課程修了。博士(理学・東京大学)。
1993年茨城大学に助手として着任。
2001年に助教授。
2015年から現職(茨城大学理学部理学科 教授)。

研究分野は、古地磁気学、古海洋学など。
地磁気逆転の証拠となる千葉県養老川沿いの崖面の古地磁気記録に注目し、これまでの研究を上回る精度で地磁気逆転の年代を調査・分析する。

地球の地質年代で約77万年から12万6千年前の年代名称を「チバニアン」と名づけ、その基準地として千葉県市原市の地層を国際地質科学連合に申請したことで脚光を浴びた研究チーム代表をつとめる。

【地磁気逆転】
地磁気とは、地球の磁気のことで、方位磁針のN極が真下(S極が真上)を向く地点が「北磁極」、その反対に位置するのは「南磁極」となるが、この二磁極、過去360万年のあいだだけを見ても、なんと逆転したことが11回もあると考えられている。

講演内容
「チバニアンと地磁気逆転」

日本最初の地質時代境界の国際標準模式地候補「千葉セクション」や、地質時代名称候補「チバニアン」を切り口に、地質学から探る地球の歴史、特に地磁気逆転や氷期−間氷期の変化などがどのような証拠から調べているのかについて、予備知識が無くてもおよそ理解できる内容の話をいたします。

主要著書
フィールドジオロジー2 層序と年代』(共著)、共立出版、2006年
※野外地質学に必要な、層序学および年代学を解説したもの。
プロフェッショナル英和辞典スペッドテラ 物質・工学編』(共編)、小学館、2004年
※専門用語の英和辞書。

推薦図書
はじめての地質学』日本地質学会編著、ペレ出版、2017年
※地質学の入門書。
サピエンス全史(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリ著、河出書房新社、2016年
※最近一番面白かった本です。