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講師紹介

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本村 凌二

講演日 2018/06/28 (木)

本村 凌二
モトムラ リョウジ

東京大学名誉教授

講師略歴

1947年 熊本県生まれ
1973年 一橋大学社会学部卒業
1980年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
1981年 法政大学第一教養部専任講師
1984年 東京大学教養学部助教授
1994年 東京大学教養学部教授
1996年 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授
2012年 東京大学を定年退職。東京大学名誉教授
2014年 早稲田大学国際教養学部特任教授
2018年 早稲田大学を定年退職

専門は古代ローマ史。

雑誌『KODAI』の編集長として、日本の古代西洋史研究を海外へ紹介する。
日本西洋古典学会委員、地中海学会会長。

1994年 サントリー学芸賞(『薄闇のローマ世界』)
2001年 JRA賞馬事文化賞(『馬の世界史』)
2008年 『KODAI』編集の業績に対して地中海学会賞を受賞

著作に『多神教と一神教』『愛欲のローマ史』『はじめて読む人のローマ史1200年』『ローマ帝国 人物列伝』『教養としての「世界史」の読み方』『競馬の世界史』『英語で読む高校世界史』(監修)『裕次郎』など多数。

講演内容

「教養としての世界史」

歴史の専門家が専門外も含めて広く執筆したり語ることが少ない中で、狭義の歴史家だから見えてくる出来事があるはずです。
ローマ帝国に流れ込む地中海世界の歴史は、人類にとって計り知れない意味を持っています。この地中海世界の歴史を基軸にして日本史を含んだ世界史を見渡し、ローマ史の研究者としての「世界史の読み方」をお話したいと思います。そこから現代を紐解き、未来の糧になる何かを見つけていただければ幸いです。

主要著書

薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制』東京大学出版会、1993年
ローマ人の愛と性』講談社(講談社現代新書)、1999年(2014年・講談社学術文庫 ※改題 『愛欲のローマ史―変貌する社会の底流』)
馬の世界史』講談社(講談社現代新書)、2001年(2013年・中公文庫)
多神教と一神教』岩波書店(岩波新書)、2005年
興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』講談社、2007年(2017年・講談社学術文庫)
帝国を魅せる剣闘士―血と汗のローマ社会史』山川出版社、2011年
古代ローマとの対話 「歴史感」のすすめ』岩波書店(岩波現代文庫)、2012年
ローマ人に学ぶ』集英社(集英社新書)、2012年
世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』中央公論新社(中公新書)、2013年
世界史の叡智 悪役・名脇役篇 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ』中央公論新社(中公新書)、2014年
はじめて読む人のローマ史 1200年』祥伝社(祥伝社新書)、2014年
ローマ帝国人物列伝』祥伝社(祥伝社新書)、2016年
競馬の世界史 サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』中央公論新社(中公新書)、2016年
教養としての「世界史」の読み方』PHP研究所、2016年
裕次郎』講談社、2017年
教養としての「ローマ史」の読み方』PHP研究所、2018年

<共著>
世界の歴史 5 ギリシアとローマ』(共著)、中央公論新社、1997年(2010年・中公文庫)
古代地中海世界の歴史』(共著)、NHK出版、2004年(2012年・ちくま学芸文庫)
国家の盛衰―3000年の歴史に学ぶ』(共著)、祥伝社(祥伝社新書)、2014年
「穴場」の喪失』(共著)、祥伝社(祥伝社新書)、2017年
集中講義!ギリシア・ローマ』(共著)、筑摩書房(ちくま新書)、2017年
日本の崩壊』(共著)、祥伝社(祥伝社新書)、2018年7月1日刊行予定

<共編著>
西洋古代史研究入門』(共編著)、東京大学出版会、1997年
歴史の文法』(共編著)、東京大学出版会、1997年
ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ』(共編著)、研究社、2011年
ローマ帝国と地中海文明を歩く』(共編著)、講談社、2013年

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