講演日 2018/07/27 (金)

山口 周
やまぐち しゅう

コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社
シニア クライアント パートナー
株式会社ライプニッツ代表


講師略歴
1970年東京都生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。
電通、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー等を経て、コーン・フェリー・ヘイグループ入社。
消費財、メディア、流通、情報通信等の業界に対し、事業戦略策定、マーケティング戦略策定等のコンサルティング経験を豊富に有する。

主な著書は『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(以上、光文社新書)など。

Blog :
Arts & Science https://artsandscience-kipling.blogspot.jp/
Leibniz! https://leibnizbooks.blogspot.jp/

Twitter ID :shu_yamaguchi

講演内容
「経営におけるアートとサイエンスのリ・バランス」

論理思考や経営学のリテラシーが浸透した結果、世界中で「正解のコモディティ化」が発生している。正しく情報を集め、それを正しく分析した結果、誰もが同じような「正解」に至ったことで、過度な同質化が発生している。同質化の中で競争に勝とうと思えば、方法はより「安く」か、より「早く」しかない。その結果が「過労死」に代表される過重労働の問題に帰結している。経営におけるサイエンスとアートのバランスの重要性を訴えたのは経営学者のヘンリーミンツバーグだが、現在の日本企業の経営は過度に「サイエンス」に偏っており、その結果が前述した「正解のコモディティ化」という問題につながっている。本講演では、このような問題意識のもと、すでに「アート」を経営に取り入れはじめている欧米企業の取り組みも含め、今後の取り組みの方向性について述べたい。