printこのページを印刷
「経営におけるアートとサイエンスのリ・バランス」 論理思考や経営学のリテラシーが浸透した結果、世界中で「正解のコモディティ化」が発生している。正しく情報を集め、それを正しく分析した結果、誰もが同じような「正解」に至ったことで、過度な同質化が発生している。同質化の中で競争に勝とうと思えば、方法はより「安く」か、より「早く」しかない。その結果が「過労死」に代表される過重労働の問題に帰結している。経営におけるサイエンスとアートのバランスの重要性を訴えたのは経営学者のヘンリーミンツバーグだが、現在の日本企業の経営は過度に「サイエンス」に偏っており、その結果が前述した「正解のコモディティ化」という問題につながっている。本講演では、このような問題意識のもと、すでに「アート」を経営に取り入れはじめている欧米企業の取り組みも含め、今後の取り組みの方向性について述べたい。
『武器になる哲学』KADOKAWA、2018年 『知的戦闘力を高める 独学の技法』ダイヤモンド社、2017年 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』光文社(光文社新書)、2017年 『トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業”するな』PHP研究所、2016年 『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』大和書房、2016年 『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』KADOKAWA・中経出版、2015年 『外資系コンサルのスライド作成術〔作例集〕――実例から学ぶリアルテクニック』東洋経済新報社、2015年 『外資系コンサルの知的生産術――プロだけが知る「99の心得」』光文社、2015年 『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』光文社、2013年 『外資系コンサルのスライド作成術――図解表現23のテクニック』東洋経済新報社、2012年 『天職は寝て待て――新しい転職・就活・キャリア論』光文社、2012年 『グーグルに勝つ広告モデル――マスメディアは必要か』光文社、2008年 ※岡本一郎名義での著作
慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)は慶應義塾の社会人教育機関です
(C) 2001 Keio Academic Enterprise Co., Ltd.