ログイン

夕学講演会

受講券購入・講演予約

会員の方

プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください。

初めてご利用になる方

講師紹介

このページを印刷

千葉 雅也

講演日 2022/11/11 (金)

千葉 雅也
チバ マサヤ

立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授

講師略歴

1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・表象文化論。フランス現代思想の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在は、立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授。
著書に『動きすぎてはいけない』(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『別のしかたで ツイッター哲学』、『勉強の哲学』、『思弁的実在論と現代について』、『意味がない無意味』、『デッドライン』(第41回野間文芸新人賞)、『ライティングの哲学』(共著)、『オーバーヒート』(「オーバーヒート」第165回芥川賞候補、「マジックミラー」第45回川端康成文学賞)、近著に『現代思想入門』など。

Twitter : @masayachiba

写真:©新潮社

講演内容

【オンライン受講】 世界の「余地」を考える ~フランス現代思想と脱構築~

今日の世界は、様々な意味で、「余地」がなくなってきていると思います。対立関係を明確にし、どちらの側につくか、という思考が強くなっている。曖昧さが必要だ、という言い方をするとその必要性はなかなか理解されないと思いますが、対立ばかりに注目するのは単純化なのであり、世界の「複雑さ」を考えることがもっと必要なのです。この講義では、フランスの20世紀後半の思想から、「脱構築」というキーワードを取り出します。それが、今日の世界にあらためて「余地を開く」ための導きとなるでしょう。
 
クロシングでの視聴はこちら
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)

主要著書

<単著>
動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』河出書房新社、2013年(2017年・河出文庫) ※博士論文「ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学」の改稿。第4回紀伊國屋じんぶん大賞受賞作。
別のしかたで ツイッター哲学』河出書房新社、2014年
勉強の哲学 来たるべきバカのために』文藝春秋、2017年
メイキング・オブ・勉強の哲学』文藝春秋、2018年
意味がない無意味』河出書房新社、2018年
アメリカ紀行』文藝春秋、2019年(文春文庫、2022年)
デッドライン』新潮社、2019年
勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』 文藝春秋(文春文庫)、2020年
ツイッター哲学 別のしかたで』 河出書房新社 (河出文庫) 、2020年
オーバーヒート』新潮社、2021年
現代思想入門』講談社 (講談社現代新書)、2022年

<監修>
哲子の部屋Ⅲ “本当の自分”って何?』(監修)、NHK「哲子の部屋」制作班著、河出書房新社、2015年

<共著>
ヘーゲル入門』(共著)、河出書房新社、2010年
ファッションは語りはじめた 現代日本のファッション批評』(共著)、フィルムアート社、2011年
相対性コム デ ギャルソン論―なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか』(共著)、フィルムアート社、2012年
踊ってはいけない国、日本―風営法問題と過剰規制される社会』(共著)、河出書房新社、2012年
ラッセンとは何だったのか?―消費とアートを越えた「先」』(共著)、フィルムアート社、2013年
ずるずる、ラーメン』(共著)、河出書房新社、2014年
「シェア」の思想/または愛と制度と空間の関係』(共著)、LIXIL出版、2015年
身体と親密圏の変容』(共編著)、岩波書店、2015年
高校生と考える 世界とつながる生き方』(共著)、左右社、2016年
21世紀の勉強論』(共著)、中央公論新社(中央公論Digital Digest)、2017年
思弁的実在論と現代について 千葉雅也対談集』(共著)、青土社、2018年
欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(共著)、KADOKAWA、2018年
言語が消滅する前に』(共著)、幻冬舎(幻冬舎新書)、2021年
ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』(共著)、星海社 (星海社新書) 、2021年
欲望会議 性とポリコレの哲学』(共著)、KADOKAWA (角川ソフィア文庫)
ブルシット・ジョブと現代思想』(共著)、左右社 (THINKING「O」018号)、2022年

<訳書>
『ハイデガー、資本主義の批判者―経済という隠喩の運命』(訳)、カトリーヌ・マラブー著、メディア・デザイン研究所『SITE ZERO/ZERO SITE』第0号、2006年
『ドゥルーズにおける人間の超越論的「愚かさ」と動物への生成変化』(共訳)、ジャック・デリダ著、青土社『現代思想』第37巻8号、2009年
アンチ・オイディプス草稿』(共訳)、フェリックス・ガタリ著、みすず書房、2010年
ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』(DVD・映像作品/共訳)、ジル・ドゥルーズ著、角川学芸出版、2015年
有限性の後で―偶然性の必然性についての試論』(共訳)、カンタン・メイヤスー著、人文書院、2016年

このページを印刷