講師紹介
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講師略歴
1962年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。大東文化大学文学部教授を経て、現在、早稲田大学常任理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。専門は「古典中国」。三国志学会事務局長。訳書の『全譯後漢書』(全十九巻、汲古書院)で、大隈記念学術褒賞を授与された。
『三国志』でも『論語』からでも、中国に興味を持ち、何の偏見も持たずに中国を認識してもらうきっかけになればという思いから、研究だけではなく、啓蒙書の執筆や講演など広く活動を続けている。
渡邉義浩研究室WEBサイト:https://ywata.gakkaisv.org/
講演内容
【オンライン受講】三国志の世界とその魅力
今から1800年ほど前、中国の2~3世紀を描いた『三国志』は、歴史上で見れば短い期間ながらも、実に多くの人物が登場し、それぞれの生き方が展開されていきます。それらはよく日本の戦国時代にたとえられますが、劉備が建国した蜀一国でさえ日本の国土よりも広く、人口も多かったことを考えると、スケールがまったく違うと言えます。さまざまな人物が生きた三国時代とはどんな時代だったのか、かれらはどんなことを考えていたのか、諸葛亮と曹操を中心に「三国志」の世界をご案内いたします。◎見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2024年1月5日(金)0:00 ~ 1月11日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。
主要著書
<研究書>『「古典中国」における史学と儒教』汲古書院、2022年
『『論語』の形成と古注の展開』汲古書院、2021年
『「古典中国」の形成と王莽』汲古書院、2019年
『「古典中国」における小説と儒教』汲古書院、2017年
『三国志よりみた邪馬台国 国際関係と文化を中心として』汲古書院、2016年
『「古典中国」における文学と儒教』汲古書院、2015年
『西晉「儒教国家」と貴族制』汲古書院、2010年
『後漢における「儒教国家」の成立』汲古書院、2009年
『三国政権の構造と「名士」』汲古書院、2004年(追補版、2020年)
『後漢国家の支配と儒教』雄山閣出版、1995年
<翻訳書>
主編
『全譯三国志』(主編)、汲古書院、2019年~刊行中
『全譯論語集解』全二巻(主編)、汲古書院、2020年
『全譯後漢書』全十九巻(主編)、汲古書院、2001年~2016年
単著
『魏武注孫子』(訳)、講談社(講談社学術文庫) 、2023年
『後漢書 本紀[一]~[二] 』(訳)、早稲田大学出版部(早稲田文庫)、2022年~2023年
『論語集解 魏・何晏(集解) (上・下巻) 』(訳)、早稲田大学出版部(早稲田文庫)、2021年
<一般書>
『横山光輝で読む「項羽と劉邦」』潮出版社 (潮新書)、2023年
『三国志が好き!』岩波書店 (岩波ジュニアスタートブックス)、2023年
『孫子 「兵法の真髄」を読む』中央公論新社 (中公新書)、2022年
『横山光輝で読む三国志』潮出版社 (潮新書) 新書、2022年
『論語 孔子の言葉はいかにつくられたか 』講談社(講談社選書メチエ)、2021年
『始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎』集英社 (集英社新書)、2019年
『漢帝国 400年の興亡』中央公論新社 (中公新書)、2019年
『三国志演義事典』(共著)、大修館書店、2019年
『三国志事典』大修館書店、2017年
『三国志 英雄たちと文学』人文書院、2015年
『「三国志」の政治と思想』講談社(講談社選書メチエ)、2012年
『関羽 神になった「三国志」の英雄』 筑摩書房(筑摩選書)、2011年
『三国志 演義から正史、そして史実へ』中央公論新社(中公新書)、2011年
『儒教と中国 「二千年の正統思想」の起源』講談社(講談社選書メチエ)、2010年
『三国志の女性たち』(共著)、山川出版社、2010年
『三国志の舞台』(共著)、山川出版社、2004年
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