講師紹介
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講演日 2025/10/23 (木)
杉本 俊介
スギモト シュンスケ
慶應義塾大学商学部 教授
講師略歴
1982年東京生まれ。早稲田大学第一文学部総合人文学科哲学専修、名古屋大学大学院情報科学研究科博士前期課程(修士号〈情報科学〉取得)を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。2021年慶應義塾大学商学部准教授を経て、2025年4月より現職。専門は倫理学、ビジネスエシックス。主な著書は『なぜ道徳的であるべきか Why be moral? 問題の再検討』。『週刊ダイヤモンド』や『プレジデント』などにビジネスエシックスの記事を執筆。『月刊広報会議』で「企業倫理から考える広報」を連載。『旬刊経理情報』で「いまこそ知りたい!ビジネス倫理」を連載。最近では旧ジャニーズ事務所の問題や宝塚歌劇団宙組の公演再開やフジテレビ問題でメディア取材を受ける。BSフジLIVEプライムニュースに出演。応用哲学会や日本経営倫理学会の理事も務めている。メタ倫理学、規範倫理学、応用倫理学(ビジネス倫理)を相互に関連づけながら研究。また、応用哲学として医学の哲学や都市の哲学も研究している。
HP:https://sites.google.com/site/ssugimoto02jan/home
講演内容
【オンライン受講】日本企業の「徳」の経営
本講演では、日本企業における「徳」の経営の可能性を探ります。フジテレビ問題など近年の企業不祥事や倫理観の混乱を背景に、利益偏重型の経営からの脱却とビジネス倫理の再構築を目指します。そこで日本に根づく徳の伝統、たとえば大阪商人の学問所「懐徳堂」の思想などをふまえ、これから目指すべき経営について考察します。◎見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2025年10月31日(金)0:00 ~ 11月6日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。
主要著書
<著書>『なぜ道徳的であるべきか Why be moral? 問題の再検討』勁草書房、2021年
<論文>
「人生の意味と幸福」、『人生の意味の哲学入門』(森岡正博・蔵田伸雄編)、 春秋社、2023年
「経営理念に表れる日本企業の徳 テキストマイニングを用いて」、『日本経営倫理学会誌』第30号, 2023年
「経営倫理から見たESG投資の現状と論点」、『経営倫理入門 サステナビリティ経営を目指して』(日本経営倫理学会編)、文眞堂、2023年
「組織の徳倫理学 組織不祥事を評価する枠組みの提案」、『日本経営倫理学会誌』 第29号、2022年
「パンデミックの倫理 全体的枠組みと主要な論点の研究状況の概観」、『倫理学研究』 第52号、2022年
「どうすれば信頼に値する企業になれるか 企業倫理における信頼概念の分析」、『倫理学年報』第69集、2020年
「行為の理由についての論争」『メタ倫理学の最前線』(蝶名林亮編著)、勁草書房、 2019年
「健康の必要十分条件を与える試み:アリストテレス的全体論の提案」『Contemporary and Applied Philosophy』Vol.10、2019年
「宇宙ビジネスにおける社会的責任 社会貢献と営利活動をどう両立させるか」『宇宙倫理学』(伊勢田哲治・神崎宣次・呉羽真編)、昭和堂、2018年
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