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講師紹介

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守島 基博

講演日 2001/09/13 (木)

守島 基博
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一橋大学大学院商学研究科教授

講師略歴

1980年 慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業
1982年 慶應義塾大学社会学研究科社会学専攻修士課程修了
1986年 イリノイ大学産業労使関係研究所博士課程修了
      組織行動論・労使関係論・人的資源管理論でPh.D.を取得
      カナダ国サイモン・フレーザー大学経営学部
      (ビジネス・スクール)助教授 (Assistant Professor)
1990年 慶應義塾大学総合政策学部助教授
1997年~現在 日本労働研究機構特別研究員(非常勤)
1999年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
2001年 一橋大学大学院商学研究科教授
      現在に至る

講演内容

「戦略人事のなかの成果主義」

 この講演では、まず現在高まっている成果主義への批判を批判し、こうした動きが示す、わが国の人材マネジメントがもつ問題点について議論する。その上で、成果主義を戦略人材マネジメントの中に位置付け、成果主義とは、本来、企業の戦略を達成するために評価と処遇制度をデザインしていく過程であることを主張する。最後に、戦略人材マネジメントの立場から考えた場合、人材像(コンピテンシー)と成果を両方考えていかなくてはならないことを結論する。

主要著書

  • "Information Sharing and Firm Performance in Japan: Do Joint Consultation Committees Help?" Industrial Relations, Vol. 30 (Winter, 1991), pp. 37-61.

  • (Received the Outstanding Published Paper Award from the Human Resources Division of the U. S. Academy of Management in 1992).
  • "Embedding HRM in a Social Context." British Journal of Industrial Relations, Vol. 33 (December, 1995), pp. 617-640.

  • "Evolution of White-Collar HRM in Japan." In David Lewin, Bruce E. Kaufman, and Donna Sockell (eds., ) Advances in Industrial and Labor Relations, Vol. 7 (1996). Greenwich, CT: JAI Press, pp. 145-176.

  • (Received the Takamiya Award (the best published paper award) from the Japanese Society of Organizational Science in 1997).
  • "Changes in Japanese HRM: Implications for Firm Performance."Proceedings of the 50th Annual Meeting of the Industrial Relations Research Association 1998 (Session on East Asian HRM). Madison, WI: IRRA, 1998, pp. 198-207.

  • "Strategic Diversification of Japanese HRM."P. Wright, L. Dyer, J. Boudreau, and G. Milkovich, eds., Research in Personnel and Human Resource Management, Supplement 4 (1999). Greenwich, CT, JAI Press, pp. 329-352.

  • "Non-Union Employee Representation in Japan."In Bruce E. Kaufma and Daphne G. Taras (eds.), Non-Union Employee Representation: History, Contemporary Practice, and Policy. Armonk, NY: M. E. Sharpe, 2000, pp. 386-409 (with Tsuyoshi Tsuru).

  • "A Break with Tradition: Negotiating New Psychological Contracts in Japan."In Denise M. Rousseau and Rene Schalk (eds.), Psychological Contracts in Employment. Thousand Oaks, CA: Sage, pp. 141-157.

  • 『国際比較: 大卒ホワイトカラーの人材開発・雇用システム -日、米、独の大企業 (1)事例研究編』、日本労働研究機構、pp.319-343、1997年.

  • 『国際比較: 大卒ホワイトカラーの人材開発・雇用システム -日、米、独の大企業(2)アンケート調査編』、日本労働研究機構、pp.113-154, 1998年.

  • 「研究者の業績と企業の人的資源管理」『一橋大学ビジネス レビュー』Vol.46、No.1、pp.61-73、1998年.

  • 「ホワイトカラー・インセンティブ・システムの変化と過程の公平性」東京大学社会科学研究所50周年記念『社会科学研究』第50巻第3号、pp.81-100、1999年

  • 「米国雇用システムの転換と人的資源管理の変化」『慶應経営論集』第17巻第1号、pp. 221-254、1999年.

  • 「日本企業の人事制度:インセンティブ・メカニズムとその改革を中心に」『経済研究』第50巻第3号、pp. 259-283、1999年 (都留康.・奥西好夫と共著).

  • 「成果主義の浸透が職場に与える影響」『日本労働研究雑誌』、No. 474、pp. 2-14、1999年.

  • 「人事処遇の個別化と従業員組織の役割:労働組合との比較で」、猪木武徳・大竹文雄編『雇用政策の経済分析』東京大学出版会、2001年8月出版予定.

  • 「日米ホワイトカラー管理職のキャリアの幅とキャリア」 小池和男・猪木武徳編

  • 『国際比較:大卒ホワイトカラーの人材開発』東洋経済新報社、2001年刊行予定.

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