講師紹介
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講師略歴
1955年 福岡市生まれ東京大学理学部物理学科卒業(1977年)、同大学院修士修了(1979年)
理学博士(1984年)
1979年 日本電信電話公社入社
University of Notre Dame(米)客員研究員(1984年~1985年)
NTT基礎研究所主任研究員・主幹研究員(1986年~1998年)
IMRA Europe(仏)招聘研究員(1993年~1998年)
21世紀政策研究所主席研究員・研究主幹(1999年~2003年)を歴任し
2003年~ 現職および同志社大学大学院総合政策科学研究科兼担教授
科学技術振興機構 研究開発戦略センター特認フェロー(2006年~)
文部科学省トップ拠点形成委員会委員(2006年~)
(株)アークゾーン(1998年)、(株)パウデック(2001年)、ALGAN(株) (2005年)の3社のベンチャー企業を創業し、
各社の取締役に就く
講演内容
「イノベーション 破壊と共鳴」クリステンセンが見逃した「パラダイム破壊型イノベーション」を提唱し、日本で生まれた高電子移動度トランジスタ
(HEMT)や青色発光ダイオードは、パラダイム破壊型イノベーションによってもたらされたものであることを示す。
さらに、イノベーションが「知の創造」と「知の具現化」の連鎖で起こることを示して、その連鎖の結節点に生成される
「共鳴場」が、イノベーションの成就にもっとも重要な役割を演ずることを論ずる。さらに、2005年におきたJR福知山線
転覆事故が、この連鎖の断絶によって起きたことを論じて、「知の創造」のできる組織を構築する重要性を説く。
主要著書
『JR福知山線事故の本質-企業の社会的責任を科学から捉える』NTT出版、2007年"Recovering from Success: Innovation And Technology Management in Japan" (共著)、Oxford University Press、
2006年
『イノベーション 破壊と共鳴』、NTT出版、2006年
『サイエンス型産業』(共著)、NTT出版、2003年
『試験管の中の太陽』講談社、1993年
"Synthesis and Properties of Boron Nitride"(共著)、 Trans Tech Publication、 1990年
他学術論文多数
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