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講師紹介

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藤田 一照

講演日 2017/04/18 (火)

藤田 一照
フジタ イッショウ

曹洞宗国際センター 所長

講師略歴

1954年、愛媛県生まれ。
曹洞宗僧侶・国際布教師・翻訳家・曹洞宗国際センター所長。
灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。
以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂を中心に近隣の大学や瞑想センターなどで禅を指導する。
2005年に帰国し、現在、神奈川県葉山の「茅山荘」を中心に坐禅の研究、指導にあたっている。
著書『現代坐禅講義-只管打坐への道』、共著『アップデートする仏教』、『あたらしいわたし』、『禅の教室』、『〈仏教3.0〉を哲学する』など、翻訳『禅への鍵』(ティク・ナット・ハン著)『禅マインド ビギナーズマインド2』などがある。

ホームページ http://fujitaissho.info/

講演内容

「よく調えられた自己として生きること」

「よく調えられし自己こそ真のよりどころである」というブッダの言葉に基づいて、知識の獲得や能力の向上以前に大事な、調身・調息・調心ということについて、実践を交えながらお話ししたいと思います。真のよりどころとはまた、そこから出かけ、そこへと帰っていく「真の家」でもある。それを見失えば、われわれは家を持たない「さまよい人」として生きるほかなくなってしまう。そこに安らぎやくつろぎを見出すことは困難です。
富や地位や名声は移ろうものであり、真のよりどころ、家の代わりにはなり得ません。所有から存在へと生のモードを転換することについても触れたいと思います。

主要著書

〈仏教3.0〉を哲学する』(共著)、春秋社、2016年
禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄』中央公論新社(中公新書)、2016年
僕が飼っていた牛はどこへ行った?  「十牛図」からたどる「居心地よい生き方」をめぐるダイアローグ』(共著)、サンダーアールラボ、2015年
安泰寺禅僧対談』(共著)、佼成出版社、2015年
アップデートする仏教』(共著)、幻冬舎(幻冬舎新書)、2013年
あたらしいわたし (禅 100のメッセージ)』(共著)、佼成出版社、2012年
仏教は世界を救うか―“仏・法・僧”の過去/現在/未来を問う』(共著)、地湧社、2012年
脳科学は宗教を解明できるか: 脳科学が迫る宗教体験の謎』(共著)、春秋社、2012年
現代坐禅講義―只管打坐への道』佼成出版社、2012年
開祖ブッダをどう説くか』(共著)、四季社、2012年

<訳書>
禅マインド・ビギナーズ マインド2』(訳)、サンガ(サンガ新書 66)、2015年
禅は、今ここ。 Zen Is Right Here 1960年代アメリカに禅を広めた、鈴木俊隆の教えと逸話』(共訳)、サンガ、2014年
禅への鍵』(訳)、春秋社、2011年
法華経の省察―行動の扉をひらく』(訳)、春秋社、2011年
未来の宗教―空と光明』(訳)、春秋社、2008年
自己牢獄を超えて―仏教心理学入門』(訳)、春秋社、2006年
フィーリング・ブッダ―仏教への序章(世界からの仏教―イギリス篇)』(訳)、四季社、2004年
ダルマの実践―現代人のための目覚めと自由への指針(世界からの仏教―アメリカ篇)』(訳)、四季社、2002年

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