夕学五十講

講師紹介

小倉 紀蔵
おぐら きぞう
講演日 2010/07/20 (火)
京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授

講師略歴

1959年   東京生まれ
1983年   東京大学文学部ドイツ文学科卒業
        株式会社電通に入社し、1988年に同社を退職
1988年   韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻修士課程入学
1995年   ソウル大学校哲学科博士課程単位取得(東洋哲学専攻)
1996年   東海大学外国語教育センター専任講師
1999年   東海大学外国語教育センター助教授
2006年   京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
2007年   京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
 
専攻分野 韓国思想・文化


講演内容

「日中韓はひとつになれるか・・・文化・文明論的観点から」

東アジアの「2010年問題」には、ふたつの側面がある。ひとつは、中国のGDPが日本を
抜くということであり、もうひとつは日本が朝鮮を植民地にしてから100年ということである。
このふたつは実はリンクしている。「2010年問題」は、結局のところ、「東アジアの正常化」
を意味しているのである。中国が東アジアのトップであることも、植民地主義の清算も、
東アジアが正常状態に戻るということなのだ。この事態に日本はどう対処すべきなのか。
機能主義的なアプローチによる「東アジア共同体」の考えは危険である。歴史観や世界観
において、日中韓はいかに異なっているかという視点から考えねばならない。


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主要著書

日中韓はひとつになれない 』角川書店(角川oneテーマ21)、2008年
歴史認識を乗り越える 』講談社(講談社現代新書)、2005年
韓流インパクト 』講談社、2005年
韓国、愛と思想の旅 』大修館書店、2004年
韓国、ひき裂かれるコスモス 』平凡社、2001年
韓国は一個の哲学である 』講談社(講談社現代新書)、1998年


推薦図書

日中韓はひとつになれない 』小倉紀蔵著、角川書店(角川oneテーマ21)、2008年

歴史認識を乗り越える 』小倉紀蔵著、講談社(講談社現代新書)、2005年