講演日 2010/11/01 (月)

金井 真介
かない しんすけ

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン 代表


講師略歴
1962年生まれ。
 
一枚の写真と出会い、写真家・藤田浩氏に師事。
撮影に同行するうち、写真家は眼で撮影するだけではなく、身体全体の感覚機能をフルに駆
使し、対象と対話しながら生きていることを実感。
人はもともと、五感というものすごい感覚機能を誰もが持っていることに気づき、興味を持つ。

1992年、日経新聞でウィーン発の小さなコラム「Dialog in the Dark」の記事と衝撃的に出会う。
博物館をまっ暗にしてその中に入り、動けなくなった人たちを視覚障害者に案内してもらうと
いうそのコンセプトに驚き、すぐさま発案者ハイネッケ氏に日本で「Dialog in the Dark」を開催
したいと手紙を書き、今に至る。
様々なところで働きかけた結果、1999年秋、東京ビックサイトで日本への紹介を実現。
その後、神戸、仙台、東京などで開催。
DIDを社会のインフラとして常設するために2002年秋、NPO法人ダイアログ・イン・ザ・ダーク・
ジャパンを設立。理事長に就任。

目が見えないからこそできる視覚障害者の雇用を創出のために現在、渋谷区神宮前で長期
開催実験中。
日本における社会インフラとしての常設を願い、開催場所、スポンサーなどを求めて日々走り
回っている。

・ DIALOG IN THE DARK http://www.dialoginthedark.com/

講演内容
「社会を静かに変えていくプラットフォーム ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

まっくらやみのエンターテイメントDIALOG IN THE DARK
目以外のなにかで、ものを見たことがありますか?
 
暗闇の中の対話。
鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、足元の葉と葉のこすれる音と、葉を感触。土の匂い、森の
体温。水の質感。仲間の声、乾杯のグラスの音、白杖の先の触感。
参加者は完全に光を遮断した中へ何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパート
であるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、その過程で視覚以外の様々
な感覚と心地よさを思い出し、そしてコミュニケーションの大切さ、あたたかさを再確認で
きます。
このソーシャルプラットフォームとしてのダイアログの魅力と可能性についてお話します。


■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】
 ・11/16(火)多川 俊映 「興福寺1300年 祈りとこころ」
 ・11/18(木)甲野 善紀 「身体から起こす革命」
 ・1/20(木)小幡 績 「新しい社会と新しい経済政治システム」

主要著書
幸せの新しいものさし』(博報堂大学との共著)、PHP研究所、2010年

推薦図書
いのちのバトン』志村季世恵著、岩崎書店、2002年(2009年・講談社文庫)