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1963年 千葉県生まれ 音楽家/文筆家/音楽講師
音楽家として84年に横須賀米軍ベースでデビュー後、リーダーアルバム、スタジオワーク 多数。 著作デビューは03年「スペインの宇宙食」(小学館)。 以後、精神分析学から服飾文化史、音楽理論史など、膨大な知識と妄想を駆使した饒舌 な文体で、異形の批評家/エッセイストとして著書多数。 対象は音楽、映画、料理、服飾、格闘技に及ぶ。
音楽講師としては私塾である「ペンギン音楽大学」をはじめ、02年よりアテネ・フランセ運営 の「映画美学校/音楽美学講座」楽理・編曲科主任講師を継続中、04~5年にかけては東京 大学教養学部非常勤講師(「ジャズ~20世紀アメリカ史」「マイルス・デイヴィス研究」)として 講鞭を執り、以後、06~07年に国立音楽大学、07~08年に東京芸術大学、08~09年に慶應 義塾大学と非常勤講師を歴任。 音楽理論、特にジャズ・ポピュラー理論の歴史を音楽史と照合する講義を続けている。
「ポピュラーミュージックの歴史を、音楽理論で辿る」 スポーツを鑑賞する観客のように、技術体系を知り、選手に移入し、試合をスロー再生して 分析、批評する。ということを、大衆音楽の鑑賞者はいつ始めるのだろうか? ポップ・アナライズの可能性を可否双方から考察しながら、20世紀大衆消費文化の姿に迫る。 ■夕学スタッフからのおすすめ この講演にご関心をお持ちの方へ 【思考を深める3講演】 ・10/5(火)清水 宏保 「限界に挑み続けて」 ・11/16(火)多川 俊映 「興福寺1300年 祈りとこころ」 ・11/18(木)甲野 善紀 「身体から起こす革命」
『スペインの宇宙食』小学館、2003年(2009年・小学館文庫) 『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール』小学館、2004 『憂鬱と官能を教えた学校』(共著)、河出書房新社、2004年(2010年・河出文庫) 『東京大学のアルバート・アイラー ―東大ジャズ講義録・歴史編』(共著)、メディア総合研究所、 2005年(2009年・文春文庫) 『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』白夜書房、2005年(2008年・白夜ライブラリー) 『CDは株券ではない』ぴあ、2005年 『菊地成孔セレクション ―ロックとフォークのない20世紀』学習研究社、2005年 『東京大学のアルバート・アイラー ―東大ジャズ講義録・キーワード編』(共著)、メディア総合 研究所、2006年(2009年・文春文庫) 『聴き飽きない人々―ロックとフォークのない20世紀―対談集完全版』(共著)、学習研究社、 2007年 『服は何故音楽を必要とするのか?』INFASパブリケーションズ、2008年 『M/D マイルス・デューイ・デイヴィス3世研究』(共著)、エスクワイア マガジン ジャパン、 2008年 『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』(共著)、文藝春秋、2009年 『ユングのサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本』イーストプレス、2010年 『アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界』(共著)、文藝春秋、2010年
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