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講師紹介

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鎌田 東二

講演日 2010/12/16 (木)

鎌田 東二
カマタ トウジ

京都大学こころの未来研究センター 教授

講師略歴

1951年   徳島県阿南市生まれ
        國學院大學文学部哲学科卒業
1980年   國學院大學大学院文学研究科博士課程神道学専攻単位取得満期退学
2001年   筑波大学博士(文学・「言霊思想の比較宗教学的研究」)
2003年   岡山大学大学院医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程入学
2009年   岡山大学大学院医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程退学
1980年   國學院大學文学部非常勤講師
1987年   國學院大學幼児教育専門学校専任教員
1989年   国際日本文化研究センター共同研究員
1991年   武蔵丘短期大学健康生活科助教授
1992年   国際日本文化研究センター客員助教授(~1995年)
1995年   ダブリン大学(アイルランド)ケルティック・スタディーズ客員研究員
2003年   京都造形芸術大学芸術学部教授
2008年   京都大学こころの未来研究センター教授

NPO法人東京自由大学理事長、猿田彦大神フォ-ラム世話人代表、天河護摩壇野焼き講
講元なども務める。

講演内容

「日本の聖なるもの、神なるもの」

「日本の聖なるもの、神なるもの」とはなんだろうか? そもそも、古語の「もの」という言葉
自体が「聖なるもの、神なるもの」の含意をもっている。古語における「神」とは、日本列島に
おけるある特定の聖なるものの存在・威力・はたらき・情報などの総称、つまり「聖フォルダ」
である。それは八百万神の各ファイルを内包している。その日本列島の宗教文化の大きな
特徴は「習合性」にある。神神習合から神仏習合を経て神儒仏習合へ。またさらにさまざま
な宗教文化との習合をとげてゆく。そのような「習合性」を支える物質的基盤と思考原理を
解明し、その基層にある宗教文化構造を分析する。


■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【思考を深める3講演】
 ・10/20(水)上田 泰己 「体内時計が示すもの」
 ・11/1(月)金井 真介 「社会を静かに変えていくプラットフォーム ダイアログ・イン・ザ・ダーク」
 ・11/16(火)多川 俊映 「興福寺1300年 祈りとこころ」

主要著書

身体の宇宙誌』講談社(講談社学術文庫)、1994年
宗教と霊性』角川学芸出版(角川選書)、1995年 
神道とは何か――自然の霊性を感じて生きる』PHP研究所(PHP新書)、2000年 
エッジの思想――翁童論Ⅲ』新曜社、2000年
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』岩波書店(岩波現代文庫)、2001年
神道のスピリチュアリティ』作品社、2003年
呪殺・魔境論』集英社、2004年
聖地感覚』角川学芸出版、2008年 
神と仏の出逢う国』角川学芸出版(角川選書)、2009年
超訳 古事記』ミシマ社、2009年
モノ学の冒険』(編著)、創元社、2009年 
平安京のコスモロジー』(編著)、創元社、2010年
霊性の文学 言霊の力』角川学芸出版(角川ソフィア文庫)、2010年
火・水(KAMI) 新しい死生学への挑戦』(共著)、晃洋書房、2010年

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