夕学五十講

講師紹介

アレックス・カー
Alex Kerr
講演日 2011/07/12 (火)
東洋文化研究者

講師略歴

1952年米国生まれ
1964年家族と共に初来日

エール大学、英国オックスフォード大学卒業後、1977年より京都府亀岡市に在住し、
日本と東アジア文化に関する講演、執筆等に携わる。
2004年(株)庵を設立し取締役会長として京町家の再生事業、景観コンサルタント、
日本伝統文化体験研修事業を開始。
2010年に会長職を退職。
その後はNPO法人「チイオリ・トラスト」の理事長として日本伝統家屋の修築保存活動、
及び日本伝統文化体験研修事業を続行。

講演内容

「犬と鬼~景観の課題~」

昔、中国のある皇帝が画家に、「何が描き易く、何が難しいか」と尋ねたら、画家は
「犬難(いぬはかたし)、鬼易(おにはやすし)」と答えた。中国の古典『韓非子』に出
てくる語である。つまり犬のように身近な存在は、正しく捉えることが難しいが、想像
の産物である鬼は誰にでも描けるという意味である。この言葉は実に奥が深い。
日本の景観を考えるとき、どのような結果になるかを考えたい。


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主要著書

美しき日本の残像』新潮社、1993年 ※新潮学芸賞受賞
犬と鬼』講談社、2002年
「日本ブランド」で行こう』ウェイツ、2003年
“Bangkok Found” River Book, 2010 その他


推薦図書

犬と鬼』アレックス・カー著、講談社、2002年