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「模倣というイノベーション」 模倣というと「猿真似」と揶揄されるように、独自性から最もかけ離れた言葉のように感じ られます。しかし、模倣する能力というのは人類だけに与えられた特別な能力です。直接 観察できない行動や、大局的かつ体系的に観察しなければ、複写できないような行動を 模倣することは人間にしかできません。実際、画期的、独創的と言われる製品やサービス の多くも、その誕生過程には模倣のプロセスがあるものです。元来、日本人は、模範を みせて倣わせるという学び方に長けていると言われます。この講演では、模倣の達人の 心得から倣い合う場作りまで、多様な視点から模倣ベースのイノベーションを考えていき ます。 ■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ― ・10/2(火) 山田英夫氏 「ビジネスモデルのイノベーション」 ・10/26(金) 井上慎一氏 「アジアの架け橋 LOVE & PEACH」 ・1/22(火) 谷田大輔氏 「タニタの経営論~世界初・家庭用体脂肪計、タニタ食堂 誕生秘話を交えて~」
『模倣の経営学—偉大なる会社はマネから生まれる』日経BP社、2012年 「模倣からイノベーションが生まれる」『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2012年8月号、 ダイヤモンド社 『キャリアで語る経営組織—個人の論理と組織の論理』(共著)、有斐閣、2010年 『収益エンジンの論理—技術を収益化する仕組みづくり』(編著)、白桃書房、2006年 『事業システム戦略—事業の仕組みと競争優位』(加護野忠男との共著)、有斐閣、2004年 『日本企業の戦略インフラの変貌』(共編著)、白桃書房、2004年 『情報技術と事業システムの進化』白桃書房、1998年
『模倣の経営学—偉大なる会社はマネから生まれる』井上達彦著、日経BP社、2012年 『Copycats: How Smart Companies Use Imitation to Gain a Strategic Edge』Odded Shenkar、 Harvard Business Press、2010年 ※邦訳は2012年冬、東洋経済新報社より刊行予定
研究室HP: http://www.waseda.jp/sem-inoue/
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