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「拉致と決断~最悪を考えるときと最良を考えるとき~」 北朝鮮に拉致されて数カ月、私が最初に決断したことは、無駄な逃亡を考えず、降り かかった運命にこの身をゆだねようということであり、家族ができてからは、常に最悪 の場合を想定し、それを回避するにはどうしたらいいかだけを考えた。アメリカとの戦 争が近いと感じたときは、戦争や廃墟を想定し、そのなかで家族の絆をつなぐことだけ を考えた。しかし、北朝鮮から一時帰国した時の決断は、葛藤の末ながらも、家族に とって最良の状況を選択したものであり、その実現を信じて疑わなかった。 ■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ― ・4/9(火) 手嶋龍一氏 「インテリジェンスで読み解くアジア半球」 ・6/11(火) 国分良成氏 「中国は、いま」 ・7/2(火) 金子啓明氏 「仏像、祈りの心~古代の人々がこめた思惟の世界~」
【著書】 『拉致と決断』新潮社、2012年 『夢うばわれても 拉致と人生』PHP研究所、2011年 『半島へ、ふたたび』新潮社、2009年(2012年・新潮文庫) 『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』講談社、2009年 『蓮池流韓国語入門』文藝春秋(文春新書)、2008年 【翻訳】 『トガニ』孔枝泳(著)、新潮社、2012年 『楽しい私の家』孔枝泳(著)、新潮社、2010年 『悲しみよりもっと悲しい物語』ウォン・テヨン(著)、金の星社、2010年 『オモニ ホームレスから大統領へ』李明博(著)、講談社、2008年 『韓国最強企業サムスンの22の成功習慣』チョン・オクピョウ(著)、阪急コミュニケーションズ、 2008年 『私たちの幸せな時間』(コミック)、孔枝泳(著)、佐原ミズ(イラスト)、新潮社、2008年 『もうひとり夫が欲しい』パク・ヒョンウク(著)、新潮社、2008年 『ハル2哲学する犬からの伝言』クォン・デウォン(著)、ポプラ社、2007年 『私たちの幸せな時間』孔枝泳(著)、新潮社、2007年 『君がそばにいても僕は君が恋しい』リュ・シファ(著)、集英社、2006年 『韓流熱風』ユ・サンチョル、チョン・ヒョンモク、チョン・ガンヒョン、アン・ヘリ、 キム・ジュンスル(共著)、 朝日新聞出版、2006年 『2015年のサムスン』ソン・ファヨン(著)、光文社、2006年 『母よ ヘギョンの愛した家族』キム・ジョンヒョン(著)、ワニブックス、2006年 『ハル哲学する犬』クォン・デウォン(著)、ポプラ社、2006年 『冬ソナと蝶ファンタジー 韓国から見た日本の韓流ブーム』咸翰姫・許仁順(著)、光文社、 2006年 『成功への道 お金持ちになる「心得71」』ハン・チャンウク(著)、産経新聞出版、2005年 『走れ、ヒョンジン!』朴美景(著)、ランダムハウス/講談社、2005年 『孤将』金薫(著)、新潮社、2005年(2008年・新潮文庫)
『拉致と決断』蓮池薫著、新潮社、2012年
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