講演日 2014/10/02 (木)

藤原 和博
ふじはら かずひろ

教育改革実践家


講師略歴
1955年生まれ。
1978年東京大学経済学部卒業後リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長な
どを歴任。93年からヨーロッパ駐在、96年から同社フェロー。
2003年4月から杉並区立和田中学校校長に、都内では義務教育初の民間人校長として就任。

キャリア教育の本質を問う[よのなか]科が『ベネッセ賞』、新しい地域活性化手段として「和田
中地域本部」が『博報賞』、給食や農業体験を核とした和田中の「食育」と「読書活動」が『文
部科学大臣賞』をダブル受賞し一挙に四冠に。
「私立を超えた公立校」を標榜して「45分週32コマ授業」を実践。
「地域本部」という保護者と地域ボランティアによる学校支援組織を学内に立ち上げ、英検協
会と提携した「英語アドベンチャーコース」や進学塾と連携した夜間塾「夜スペ」に取り組み話
題に。

和田中をモデルとした「学校支援地域本部」の全国展開に文部科学省が50億円の予算をとっ
たため、2008年4月からは校長を退職して全国行脚へ。
橋下大阪府知事から教育分野の特別顧問を委託され、大阪の小中高の活性化と学力Upに
力を貸す。
現在は、佐賀県武雄市の教育改革特別顧問。

3児の父で3人の出産に立ち会い、うち末娘を自分でとり上げた貴重な経験を持つ。
全著作並びに活動の紹介は「よのなかnet」 http://www.yononaka.net に。

講演内容
「正解のない問いに向き合う力」

リクルートのトップセールス、新規事業部長を経て、初代フェローというスーパービジネスマン
の世界から転じ、東京都初の民間中学校長として和田中の改革を断行した経験をもとに、日
本の社会構造やビジネス組織の変化と、それにともない、とるべき人生戦略の変化について
提言していきます。ビジネスが立ち止まってしまうのも、教育の問題も、若い人たちのコミュニ
ケーション能力が衰えていくのも同根です。みな「正解主義」から脱せられないからです。
この沈滞を打ち破るには「情報編集力」を強化する必要があります。ビジネスでいえばブレスト、
ロープレ、ディベートなど、コミュニケーション技術を磨かなければなりません。
リーダーシップもチームビルディングもモチベーションを向上させて強い営業組織をつくるにも、
「情報編集力」つまり「つなげる力」が鍵。講演では、ベストセラー『坂の上の坂』(ポプラ社)や
『35歳の教科書』(幻冬舎文庫)で示した、人生に役立つキャリア形成や人間関係の築き方な
ど『藤原流・生きるヒント』も満載、きっと「目からウロコ」の連続になるでしょう。


■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 日本の教育問題を斬る ―
  ・11/18(火) 中室 牧子氏 「なぜ教育に科学的根拠が必要か」

主要著書
人生の教科書[よのなかのルール]』筑摩書房、1998年(2005年・ちくま文庫)
人生の教科書[人間関係]』筑摩書房(ちくま文庫)、2007年
リクルートという奇跡』文藝春秋、2002年(2005年・文春文庫)
公立校の逆襲』朝日新聞出版、2004年(2008年・ちくま文庫)
『公教育の未来』ベネッセコーポレーション、2005年
 (2008年・ちくま文庫『誰が学校を変えるのか』に改題)
「ビミョーな未来」をどう生きるか』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2006年
新しい道徳』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2007年
校長先生になろう!』日経BP社、2007年(2010年・ちくま文庫)
つなげる力』文藝春秋、2008年(2010年・文春文庫)
35歳の教科書』幻冬舎、2009年(2014年・幻冬舎文庫)
坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』ポプラ社、2011年
 (2012年・ポプラ文庫『坂の上の坂 30代から始めておきたい55のこと』に改題)
父親になるということ』日本経済新聞出版社(日経ビジネス人文庫)、2011年
今、話したい「学校」のこと 15歳からの複眼思考』ポプラ社、2013年
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』東洋経済新報社、2013年
負ける力』ポプラ社(ポプラ新書)、2013年
藤原和博の「創造的」学校マネジメント講座』教育開発研究所、2014年
もう、その話し方では通じません。』KADOKAWA/中経出版、2014年 など多数。

推薦図書
(1)『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』ポプラ社
  (単行本は老眼の方向き、文庫版は目の若い人向き)
  「坂の上の雲」を追う生き方は寿命が延びた私たちの世代にはそぐわない。人生後半戦を
  決める鍵とは? 晩節を汚す人、咲かす人の分かれ道を「人生のエネルギーカーブ」を示
  しながら解説。12万部のベストセラー。
(2)『つなげる力』文春文庫
  和田中改革のドキュメント。なぜ、生徒数169名で杉並区最小の(統廃合間近の)学校が、
  450名と最大の学校になったか? しかも、学力も23校中21位程度から8年間でトップに。
  「夜スペ」の裏話も、すべてバラしてしまっています。ビジネス書としても、仕事上手の共通
  点「つなげる力=情報編集力」の要点をまとめました。学校の先生やビジネスパーソン必
  読の書。
(3)『リクルートという奇跡』文春文庫
  リクルートという会社の成長と人材輩出の秘密、あの江副浩正元会長や田原総一朗氏が
  傑作!と評価した本、社員や官僚の「意識改革」には必読の書。
(4)『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』東洋経済新報社
  100人に1人のレアカードになれば10年後も食っていけると、その方法を提示。パチンコと
  ケータイゲーム中毒を断ち本を読む人ならもう8人に1人。自分のポジションが4分野の世
  界観のどこにあってベクトルがどっちを向いているのかを悟る方法を地図のように分かり
  やすく解説。4ステージクリアで1%の希少な(レアな)人になれる。ヤフーなどで190万アク
  セスの人気記事も。
(5)『負ける力』ポプラ新書
  相手を打ち負かそうとするのではなく、強い相手であればあるほど、その力を合気道のよう
  に使ってビジネスする方法を説く。「ベクトルの和」と名付けたこの技術を人生のあらゆる出
  逢いの中で駆使すれば、読者が持つパワーが増幅されエネルギーが満ち溢れてくる。人
  に助けられながら、不可能を可能にするチャレンジを続ける藤原流の極意が遂に明かされ
  る。 
(6)最新刊『もう、その話し方では通じません』KADOKAWA/中経出版
  コミュニケーションと対人関係が苦手な全ての日本人へ。決定版「一対一の会話」の手引き。
  ついに、コミュニケーション技術上達のための究極の教科書が誕生。