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講師紹介

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仲道 郁代

講演日 2025/12/09 (火)

仲道 郁代
ナカミチ イクヨ

ピアニスト

講師略歴

桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、増沢賞を受賞。ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。これまでに、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、フリューベック・デ・ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団など海外オーケストラとも多数共演。2005年にはウィンザー城にてイギリス室内管弦楽団主催のチャールズ皇太子夫妻臨席の「結婚祝祭コンサート」に出演。
CDはソニー・ミュージックジャパンと専属契約を結び、レコード・アカデミー賞受賞を含む「仲道郁代ベートーヴェン集成~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」他、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」「シューマン:ファンタジー」「ドビュッシーの見たもの」、2025年最新盤「ザ・ラスト・モーツァルト」等をリリース。著書に『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。2018年よりベートーヴェン没後200周年の2027年に向けて「仲道郁代 The Road to 2027リサイタル・シリーズ」を展開中。一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。
令和3年度文化庁長官表彰、ならびに文化庁芸術祭「大賞」を受賞。

仲道郁代 オフィシャルウェブサイト: http://www.ikuyo-nakamichi.com
X(旧Twitter):@Ikuyo_nakamichi

写真:©Tomoko Hidaki
 

講演内容

【ハイブリッド受講】文学と音楽の交わりから芸術を探求する

「詩と音楽を新たな形で結びつけた芸術形式「リート」は、19世紀初頭ドイツで盛んになり多くの傑作を生みました。なかでもフランツ・シューベルトが作曲した歌集『冬の旅』は、詩人ヴィルヘルム・ミュラーの孤独と放浪の旅を描く謎めいた言葉に寄せて、人間の魂の深奥を描き出した比類のない傑作とされています。さらにはひとつの音楽ジャンルの枠を超え、近代ヨーロッパの思想、時代の人々の心理的危機にも大きな影響を与えました。今回は、リサイタル・シリーズとともにシューベルトの歌曲の研究を開始されたピアニスト仲道郁代さんとともに、詩と音楽の交わりより生まれたこのリートという芸術とは何なのか、ということに始まり、ミュラーの詩やシューベルトの音楽の魅力はもちろんのこと、その文化史的な深層や、近代思想への影響、さらに作品が今日私たちに語りかけるものまで、深く探索的に読み解いていきたいと思います。

※本講演は、対談90分・質疑応答30分の構成です。
■対談のお相手
粂川 麻里生氏
(慶應義塾大学文学部 教授)


見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2025年12月19日(金)0:00 ~ 12月25日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。

主要著書

ピアニストはおもしろい』春秋社、2015年 
CDでわかる ベートーヴェン鍵盤の宇宙』ナツメ社、2012年
CDでわかる ショパン鍵盤のミステリー』ナツメ社、2010年
CDでわかる ピアノの名器と名曲』ナツメ社、2008年
DVD・BOOK 至福のピアノ 弾く・聴く・楽しむ』講談社、2005年
ステージの光の中から~仲道郁代の音楽学校』音楽之友社、1997年

主なCD
ザ・ラスト・モーツァルト」ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2025年
ドビュッシーの見たもの」ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2021年
シューマン:ファンタジー」ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2017年
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2014年
仲道郁代ベートーヴェン集成~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2003年~2006年
 

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