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講師紹介

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玄侑 宗久

講演日 2011/07/26 (火)

玄侑 宗久
ゲンユウ ソウキュウ

作家・僧侶

講師略歴

1956年  福島県三春町生まれ
       慶應義塾大学中国文学科卒業
       さまざまな仕事を経験したあと、京都天龍寺専門道場に入門

2000年、『水の舳先』が『新潮』に掲載され、第124回芥川賞候補になり、2001年『文学界』に
掲載された『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。
その後の小説作品に、『アブラクサスの祭』、『化蝶散華』、『アミターバ 無量光明』、『リーラ
 神の庭の遊戯』、『テルちゃん』(以上、新潮社)、『御開帳綺譚』、『龍の棲む家』(文藝春秋)、
『祝福』(筑摩書房)などがあり、ほかに仏教や禅にまつわるエッセイや対談本も多い。
2007年、柳澤桂子氏との往復書簡『般若心経 いのちの対話』で第68回文藝春秋読者賞を
受賞。
2008年には『Aデール』(『四雁川流景』所収)が第34回川端康成文学賞の最終候補になった。

写真 ©東小薗文隆

講演内容

「荘子に学ぶ~のびやかな生き方~」

『荘子』は、紀元前4世紀から3世紀の中国に発生したとてつもない思想である。老子の
「無為」を受け継ぎ、「自然」であること、精神が「自由」であることを、最高の価値として
標榜する。後にこの思想は、禅や浄土教にも色濃く流れ込んでいく。窮屈な今の世の中
に、最も求められている思想ではないか。その言葉を味わいながら、皆さんと共に「遊」
の境地に遊んでみたい。


■ 夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【思索を深める3講演】
 ・5/20(金)紗幸氏 「日本初の西洋人芸者が見た花柳界」
 ・6/29(水)辻井隆行氏 「理念に基づく組織運営」
 ・7/1(金)田口佳史氏 「見えないものを見る~東洋思想から読み解く日本文化と日本人~」

主要著書

中陰の花』文藝春秋、2001年(2005年・文春文庫)
アブラクサスの祭』新潮社、2001年(2006年・新潮文庫)
化蝶散華』新潮社、2002年(2009年・ちくま文庫)
御開帳綺譚』文藝春秋、2002年(2005年・文春文庫)
アミタ-バ 無量光明』新潮社、2003年(2007年・新潮文庫)
まわりみち極楽論 人生の不安にこたえる』朝日新聞社、2003年(2006年・朝日文庫)
リーラ 神の庭の遊戯』新潮社、2004年(2009年・新潮文庫)
サンショウウオの明るい禅』海竜社、2005年(2009年・文春文庫)
ベラボ-な生活 禅道場の「非常識」な日々』朝日新聞社、2006年(2009年・朝日文庫)
お坊さんだって悩んでる』文藝春秋(文春新書)、2006年
慈悲をめぐる心象スケッチ』講談社、2006年(2011年・講談社文庫)
現代語訳 般若心経』筑摩書房(ちくま新書)、2006年
龍の棲む家』文藝春秋、2007年(2010年・文春文庫)
テルちゃん』新潮社、2008年(2011年・新潮文庫)
〈問い〉の問答 同時代禅僧対談』(対談)、佼成出版社、2008年
息の発見』(対談)、平凡社、2008年(2010年・角川文庫)
阿修羅』講談社、2009年
四雁川流景』文藝春秋、2010年
荘子と遊ぶ 禅的思考の源流へ』筑摩書房(筑摩選書)、2010年
日本的』海竜社、2010年
四季の公案』佼成出版社、2011年

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